南海の車両

南海3000系

南海3000系…現行仕様の3513F+3515Fを鉄コレで再現



第三セクターの大阪府都市開発(現・泉北高速鉄道)が導入し、引退後南海の車両として編入されたのがこの南海3000系です。
ベースとなった南海6200系と瓜二つですが、南海3000系は全車がセミステンレスで、側面の台車上部の台枠補強がないのが特徴です。

南海の車両としてはややマニアックな車両に分類されますが、Tc10354はこの顔の南海電車が大好きで、某販売店でたたき売りされていたのを見て、つい購入してしまいました。
4両セットを2編成購入することで、実車の3513F+3515Fの8両編成を再現できます。


我が鉄道では恒例となりつつある鉄コレのヘッドライト点灯ですが、その第1弾がこの南海3000系です。
ヘッドライト、テールライトの照度、識別灯の絶妙な色、文句のつけようがありません。

それにしても、1977年登場(ベースの南海6200系は1974年登場)ということで、いかにもこの頃の東急車輛が作りそうなお顔ですね。
ただ、これらの編成は1980年製造ということで、本家東急では軽量ステンレスが確立されて、間もなく8090系が登場する頃合いだったりします。


南海の車両の特徴と言えば、なんといっても真っ白な屋根の色。
製品の初期状態ではやや赤みのかかったグレーでしたが、クレオスの灰色9号+艶消しを吹くことで、明るい色ながら重厚感を出しています。
前面、側面車番は鉄コレ付属のシールですが、前面の泉北の車番、社紋撤去跡をレールクラフト阿波座のインレタで再現しています。

三面折妻といえどほぼ平面に近いお顔なので、幌の有無でだいぶ顔の印象が変わりますね。
幌付きが難波寄りの先頭車になりますが、非常にカッコいいです。


クーラーの側面メッシュもレールクラフト阿波座のシールを使用しています。天面はメッシュ表現があるので、墨入れのみで表現可能です。
メッシュ表現は明らかに墨入れの方が楽です(笑)
なお、クーラーキセ自体の色は製品の色のまま活かしています。適度に屋根色と差があったほうが、実車っぽく見えるのです。


側面の様子です。
前後非対称な窓配置が、いかにも21m級といった感じです。先頭車は中間車客室の窓1枚分を潰すことで運転室を確保しているのがよく判ります。
ドアインレタは南海汎用のものを用いていますが、実車は泉北時代のものをそのまま使用していて、劣化次第南海のステッカーに交換されているようなので、見た目がチグハグなようです(汗)
その他、模型としては優先席インレタの貼付、恒例のドアゴム墨入れ、パンタグラフ塗装(GMのPT48)を行っています。

南海の車両は全体的に台車が内側に寄っているのも特徴の一つでしょうか。非常にオーバーハングが長いです。
動力化の際も20m級モーターが指定されています。


今回のモデル編成である3513Fと3515Fは、基本的に4連+4連の8連固定で運用に就いているので、顔と顔の連結を日常的に見ることができます。
貫通顔の通勤型が顔と顔の幌を繋げて連結している姿が大好きなのですが、分かっていただける方は居ますでしょうか!?

車輪の色が合っていないのは、目を瞑ってください(笑)


先頭車大集合。
顔は4つあるので、比較的塗装がきれいな2両を点灯化して、表に出しています。
この類の顔の電車が大好きなので、いくら並べても飽きません(笑)

(2023.9.22)


Tc10354の私鉄電車のページに戻る