DD51ユーロライナー旧製品を追加塗装



今回は、久しぶりに「超簡単工作アイデア」を紹介します。
やってみれば簡単、かつリーズナブルなのが特徴の・・・私がふと「閃いた」工作です。

*ドア下には靴ズリがあるのに・・・
実物の電車をよく見ると、ドアの下には必ず靴ズリと呼ばれるものがついています。
昭和40年代くらいまでは車体と同じ鋼板が貼ってあり、塗装もされていましたが、
昭和50年代くらいからでしょうか、ステンレス製の無塗装となることが多くなりました。
鋼製靴ズリを装備した車輌も、その後の更新改造でステンレス化されることが多く、
鋼製車でのこの銀色の靴ズリは、車体のアクセントとなっていたのです。

ところがこのアクセント、Nゲージ完成品では、省略されることが多く、
実物はステンレス無塗装のKATOの103系後期型(高運転台車)、
TOMIXの113けい2000番台などでも、車体同色となっています。
銀を塗装すると1色多くなってしまうので、そのコストアップを避けたのでしょうが、
国鉄後期の特徴とも言えるこの銀色を再現していないのは、なんとも残念なこと。
しかも、靴ズリは細くてモールドも薄いため、
面相筆で乱れなく色入れするのは結構難しいし、
ドアの枚数だけやらなければならない・・・という、かなり根気が必要なのもネックでした。

ちょうど阪神赤胴車の製作を進めていた私、
この靴ズリを、綺麗にかつ簡単に表現できないものかと考えていて・・・
ふと閃いたのが、インレタを使う、という方法でした。


KATOの103系。ドア下に靴ズリのモールドはありますが、銀色になっていません。

*余剰品を再利用して簡単に!
そう・・・今回思いついたのは、「製品に付属した銀色インレタの余剰部分を使う」ということです。
たまたま手元にはTOMIXの名鉄7000系パノラマカー(リニューアル品)があったので、
これを使ってみることにしました。
銀色のインレタを使う製品は限られているかもしれないので、
なければGMの銀色のインレタを購入してもよいと思いますが、
今回は・・・「余剰品を使う」ということにこそ、意義があるのです。

この車番用インレタは・・・車輌に貼る番号は限られているので、かなり余ります。
しかも、車番の位置を決める目安になっている横線は・・・本来は全く不要な部分。
この横線を使って表現しよう、というのですから、
天邪鬼な私にとっては、とても「痛快な」アイデアになったのでした。


TOMIXの名鉄パノラマカー用インレタ。この横線を使用します。

*靴ズリのサイズに合わせて切りだし、貼り付ける
タネを明かしてしまえば「なぁんだ・・・」ってなものですね。
この余剰インレタの横線部分を、ドア下靴ズリの寸法に合わせて切りだし、
位置決めして転写する、それだけなのですから。

慣れれば、ドア1箇所につき2,3分でできます。
阪神赤胴車は4連としたので、乗客用ドアは24枚、乗務員ドアは4枚ありますが、
全部転写するのにかかった時間は、2時間弱でした。

但し、インレタは弱いので、保護することが必要です。
貼り終えた後すぐに、クレオスの半艶クリアスプレーを吹いておきました。
靴ズリが美しくバッチリ決まると、有頂天になることウケアイですが、
ちょっと擦っただけですぐに剥がれてしまいますからね。


左:乗務員ドア下は3.5mm長、右:乗客用ドア下は8mm長にしてあります。
インレタが若干切れたりしても、肉眼ではわかりません。

*終わりに
そういえば思い出しましたが・・・
電機の乗務員室ドアの取っ手や、運転席サッシなどを表現するためのインレタが、
どこかのパーツメーカーから発売されていたように、記憶しています。
そのことが頭の片隅にあって、今回の閃きに繋がったのかもしれません。
しかしわざわざ、そのような専用インレタを購入しなくとも、
身近にある製品の余剰品を活用すれば、このようなことができるのです。
まだまだ・・・いろいろと使い道があるかもしれませんね。